コノテガシワの雌花 |
「どうしても 花と思えぬ 色・形 受粉滴もつ 特異な存在」
コノテガシワの雌花です、今年の冬の寒さのためか・小さめの花の開花は2月中旬に始まり・もうすぐ終わりを迎えようとしています。赤香色の雌花には6個の燐片があり、燐片と燐片の間に胚珠が6個あって・胚珠の先端の孔に直径0.5㎜ほどの小さな受粉滴が丸く光っていました。この樹の花粉の授受は基本的には風散布によりますが、よく視ているとアブの仲間が来ていましたが受粉滴の甘さを知っていて・受粉には絡んでいないでしょう。花の跡には6月中旬頃に結実しているのが見つかります、最初は赤香色のままですが・日の経過につれて浅緑色に変化して複雑な形状の実が成長するので楽しみです。