シデコブシの花 |
「花被片を ピンクで飾り 恥にかんで 空に浮かんで 春の雰囲気」
シデコブシの花です、この樹は日本の固有種で愛知・岐阜・三重県の一部地域に分布し、丘陵地域の水が浸み出す湿地などに自生していて幅狭の花被片が9~30個あるそうです。このシデコブシの花被片は15個で・白地の花被片の中央にはピンクの筋があり、そして複雑に湾曲・屈曲している姿はどことなく恥にかんでいて優しい感じを受けるものです。花の中心に緑色の雌しべ群があって、その周りを螺旋状に雄黄色の雄しべ群が取り巻くという・モクレン科の樹木に共通した特徴を持っています。また、この花も自家受粉を防止するため雌性期先行型を採っており、画像からは雄しべの葯がまだ開いていないので・雌性期にあるようです。