サネカズラの実 |
「離れ業 色形変え 育つ実は 次第に赤く 丸くなる秋」
サネカズラの実です、雌雄同株・異花の樹で多数の雌しべを持つ花を7月上旬に咲かせた跡に出来た集合果が成長して・今は全体の大きさがほぼ直径2㎝強の球体(写真上)になろうとしているところです。薄緑色の集合果は直径1㎝弱の丸い果床を芯にして、個々の小さな実が30個ほど付いて・全体が丸くなろうとしています。元の花の雌しべは直方体に近い30個ほどの子房の集合体が直径1㎝ほどの球体(写真下)を形成していたもので(写真の中の白いのはそれぞれの雌しべの花柱です)、今は成長速度の違う個々の薄緑色の実が成長中で全体として丸くなろうとしているところで、成熟する秋は赤くなります。