ホオノキとタイサンボク(似て非なるもの) |
「見る前に 芳香で知る 存在は 枝のあちこち 誇らしげに咲く」
ホオノキとタイサンボクはモクレン科モクレン属の樹木で・4,5月頃にソメイヨシノの花見を楽しんだ後に、高さ15mほどの大きな樹の上の方から下の方の枝のあちこちに芳香を放つ・大きな花を咲かせて人目を惹く花達です。花の季節を終えた7月頃に結実する実の形状は互いに異なり、双方集合果で夏から秋に成長・成熟する過程で色・大きさともに差異を見せるのも双方が同じモクレン科であっても独自の主張をする結果かと思います。ところが成熟した集合果が大きくても、その中に宿る「たね」の果皮は同じ橙色・殻果は黒色を呈し、同じ傾向を示すのも多いに興味のある点のように思われます。なお、上の写真が千葉県立青葉の森公園で5月上旬に咲いていたホオノキの花で、 下の写真が6月中旬に同じ公園で咲いていたタイサンボクの花です。