ノウゼンカズラの実 |
「花の跡 萼に守られ 育つ実は 夏を間近に 意気揚々と」
ノウゼンカズラの花は先月下旬から咲き始め、ようやく見えてきた夏を前にして咲き続けています。そして一つの花が枯れ散った跡には・咢から伸びた花糸と柱頭が並び、その咢の内側に入る子房の先端が細長い実になる前兆のような形状に見えたのが先月下旬でした。その後も観察を続けていて、花が散った跡に咢から伸びた花糸と柱頭が並ぶ姿も新しく出来たのが続々と見られました(写真上)。ただし、この実はあまり育たずに枝先から離脱して、樹の周辺に落ちているのを多く見掛けるようになりました。そんな中で今日は初めて長さ10㎝ほどに育った緑色の豆鞘の姿を見付けました、これから始まる暑い夏を無事に過ごして欲しいものです(写真下)。