ハゼノキの雄花 |
「葉の下の 暗がりに咲く 小花たち 黄色い葯が 満を持して待つ」
ハゼノキは雌雄別株です、雄株の枝先では成長した大きな複葉が拡がり・樹幹より上に花序が飛び出ることはありません、したがって樹幹の下の暗がりに円錐花序があり三・四日前から雄花が開花しています(写真上)。小さな雄花は花径4㎜弱・黄緑色の花弁が5個あって反り返っており、5個ある雄しべは突き出した花糸の先端の黄色の葯が目立ち、遠くから眺めると濃い緑の大きな複葉の下の円錐花序全体が黄色っぽく見えます(写真下)。隣に雌株があって・そちらの円錐花序では多数の蕾が待ち受けていました、雄株の雄花たちは「花粉を出すよ」という合図を送ろうと満を持している姿のようで・葯は元気一杯です。