ハコネウツギの花 |
「花の色 白・赤・薄と 大胆に 変えて虫との 相互依存し」
ハコネウツギの花が10日ほど前から開花を始めています、花径は2.5㎝ほどで花冠の先端が五裂し、大きな半球形の白い柱頭をもつ雌しべが目立ち・5個の雄しべが中に控えています(写真上)。花の色は時が経つにつれて赤みを帯び・最後は薄色になります、代表的な花の色を時の経過の順に選びました(下の写真3個)。咲いている途中で色が変化する花にはスイカズラ・アジサイ・クチナシなどありますが、これらは僅かな変化で・ハコネウツギほどの大胆な変化を示す花は他にはないようです。花の寿命の中で蜜を出す量はある時期から減少するそうで、ハコネウツギはその時期に花の色を変化させて花粉を媒介してくれる昆虫に信号を送っているという説があるそうです。