キリの花 |
「薄日射す 皐月の空に 花浮かび 薄紫の 艶やかな色」
釣鐘型のキリの花が多数の円錐花序にびっしり付いて満開になっており、この花独特の薄紫色が重なり・微妙な色合いの変化で美しさを演出していました(写真上)。花冠の外側は薄紫色・内側は白っぽくて、花の長さが5㎝・先端径が3㎝ほどで、花冠の外面側には葉にあるのと同じ白い短毛が密生しています(写真下)。6時位置にある花冠の裂片には昆虫を内部へ導くU字状の誘導路があり・黄色の壁と黒の点線ガイドが施された床面があり、そこには長い2本と短い2本の雄しべが並べられ、奥の方に雌しべと花蜜が用意されています。この花にはクマバチがやってきます、中に潜り込んでいる時に下から見上げると花の中央が黒くなっています。