ハナカイドウの芽吹き |
「小さくも 色とりどりに 芽吹く芽は 葉となり花咲き 楽しい春に」
ハナカイドウが先月中旬からゆっくりと芽吹きを始めていて、バラやカリンと同様に出始めの幼葉が紅から緑に変わり始め・葉縁の鋸歯先端には紅みが残っています。ここまでは目立たない変化でしたが、1cmほどの長さになった数枚の幼葉に囲まれた中に丸い花芽が姿を現してきました。薄い葉が陽に透けて・踊るような格好のその中に、白い毛を生やした赤い顎片に包まれた直径3㎜ほどの蕾の姿が印象的です。今、蕾は3個が見えていますが、このあとも花芽が姿を現し・赤い花柄を伸ばして最終的には4~6個が顔を出してくる予定で、その頃には葉も成長して緑色になっており・開花するのはしばらくの間をおいて、ソメイヨシノと同じ今月下旬頃と思われ・優雅な花の姿が待たれます。