フウセントウワタの「たね」 |
「美しい 種髪光らせ 風に舞い 蝶々のように ゆっくりと飛ぶ」
フウセントウワタの「たね」です、ガガイモ科で南アフリカ原産の常緑低木で、日本では冬を越せなくて一年草として扱われているようですが、温暖な千葉では冬でも枯れずに元気です。樹高は0.6~1mで長さ10㎝・幅1㎝の長披針形の葉が対生します。夏頃に茎の先端近くの葉腋から伸びた花柄に散形花序が出来て、乳白色の小さな五弁花を十数個咲かせるそうです。晩秋には長さ6㎝・最大部径5cmほどの楕円体の実1、2個が成熟し、二裂すると中には白く光る種髪を付けた「たね」が詰まっています。風に舞って実から出ると種髪は円錐体状に拡がって(写真上)、茶褐色で長さ4㎜・幅2㎜ほど・片側が凹状になった「種子部」をぶら下げて飛んで行きます(写真下)。