ビワの実 |
「冬寒に 現れ出でた 縫い包み 徐々に凝縮 あの美味い味」
ビワの花期は長くて11月に咲き始めて、もう終わりに近づきましたが・まだ咲いています。そして花序が果序に名前を変えて早くも小さな実が出来始めています(写真上)、こちらも熟すのが6月ですから・これから先は長い道のりを徐々に育っていきます。今の実の大きさは、全体の直径5mmほどの球体で、琥珀色の綿毛に包まれ・枯れた雄しべも残されて寒さを凌いでいます(写真下)。この毛や雄しべは2,3月になると次第に無くなり傍にある咢が毛に覆われて判別し難い状況ですが・実が成熟するまで先端に残って、耐寒性・耐乾燥性などを調整する役目を担っています。