カツラの種蒔き |
「ひな鳥に 似た形の実 風を待ち 種空に蒔く 最後の仕事」
カツラの実です、この時期には雌株もすっかり落葉して・ユニークな形が枝で目立ち始めました。長さ2㎝弱・最大部径3㎜ほどで、数個が集まって1個所に付いています。少し湾曲した円柱形で先端が尖っており、鳥の嘴のようで・雛鳥が集まって囀っている状況も想像できます(写真上)。果皮はオリーブ色でになった今は成熟して黒くなり、すでに果皮が弾けて中の「たね」はすでに一部が飛び出して風に舞った後と思われます。「たね」は長さ5mm・幅2mm・厚さ0.5mmほどの翼付きのもので(写真下)、種子部を下にしてヘリコプターのように飛びます。