シマサルスベリの「たね」 |
「空を舞う 種の行方は 風任せ 未知の土地へと 空を翔けゆく」
シマサルスベリの実です、各枝先に付けた長さ20㎝ほどの大きな円錐果序に多数の実を付けいました、サルスベリの樹の実と似いますが・長さ7mm・最大部径5㎜ほどの楕円体でサルスベリのそれより一回り小さめです(写真上)。すでに12月ですので熟成して枯色になった実は六裂して中の「たね」も大部分が風に舞い飛んで、少しだけ残っていました。実の中は薄膜で分離された6室から構成され・「たね」が縦になり重なって入っています、実の中では種子部先端が果柄から伸びる器官と繋がっています。「たね」は網目模様のある翼付きで、全体の長さ3㎜・幅2㎜弱・厚さ1㎜ほど、先端にある種子部は扁平な三角形状で飴色・翼部は薄くて亜麻色から鳥の子色へとグラデーションがあります(写真下)。