ハゼノキの紅葉 |
「酷暑経て 今年のハゼノキ 異変あり 若樹が元気 緋色の衣装」
今年のハゼノキは夏の暑さのため例年とは違った挙動をしており、雌株は9月に紅葉せずに落葉して・果序に付けた実が今は木欄色に成熟して「たね」になり、この樹にとって後はこの「たね」を散布するだけになっています。そして雄株の方は10月初旬頃に紅葉が一旦は始まりましたが、しばらくして落葉してしまいました。そして普段見ている雑木林ではなくて別の場所で樹齢がまだ10数年ほどの若い樹がこの時期に紅葉しており(写真上)、「たね」から芽生えて7年目を迎えた幼樹が美しく紅葉しています(写真下)。雑木林の一角を構成する大きなハゼノキは不調で、雑木林の中で大きな樹に囲まれた若い樹や植木鉢で育っている幼樹のほうが今年は元気に紅葉したようです。