イイギリの実 |
「空高く 今年の成果を ぶら下げて 雑木林に 存在誇る」
イイギリの実です、今年の夏の暑さで落果をさせる樹が多いのをよそめに、イイギリは四方に伸ばした枝に多数の房状の果序を付けています(写真上)。1枚の葉の長さが10~15㎝ほどですので、果序の長さもその程度になっていると思われ、1個の果序に実は30~50個は付けていそうです(写真下)。成熟すると樹の下には鳥が落とす実が目立つのですが、まだ、ヒヨドリ達も来ていないので、目下熟成中なのでしょう。イイギリは雌雄異株でして、隣の雄株には低い位置に長い横枝があり・花の時期には目の高さで観察できるのですが、この写真の雌株には低い位置に横枝がなくて・花序も果序も間近で見られず、ドローン搭載のカメラを使って観察出来たらといつも考えています。