アキニレの実 |
「花から実 心配よそに 早変わり 濃緑の葉が 仕上げを急ぐ」
いつ見てもアキニレの花から実への早業には驚かされます(写真上)、樹木の中でも1,2を争う存在ではないでしょうか。見守る者の心配をよそに・おそらく昨日結実して今朝は長さ3㎜・幅2㎜弱・厚さ1㎜弱で、雌しべのブラシのようなピンクの柱頭がまだ残っています。肉眼では判りませんが・拡大した画像を見ると、実の中央部が膨らんでいるのですでに「たね」は出来始めているようです(写真下)。この小さな実が今月末には成長して、長さ10㎜・最大部幅8㎜・厚さ0.8㎜ほどの翼果になり、これからの2カ月弱で「たね」を完成させるのですが、その主役を担う葉は濃い緑色で鋸歯を光らせて張り切っています。