メタセコイアの実 |
「この酷暑 乗り切るために 実の一部 早めに落とし 樹命を守る」
例年はメタセコイアの球果が樹の周辺に落ちるのは10月以降ですが、今年は酷暑に対応するための樹の知恵か・すでに飛び下りた実が樹の下に転がり(写真上)、開いた果鱗の間に残っている「たね」の姿も見られます。落下した実の果鱗は開いていても・「たね」は未熟のようで通常より白っぽい感じです(写真中)。ここの樹は高さ20mを超える天辺付近にはまだ実が残っていて、当然ですがまだ果鱗は開かず長さ2㎝・最大部径1.5㎝ほどの楕円体です(写真下)。「たね」は直径5mm・最大部厚さ1mm弱の翼付きで、中央にある二列の細長い部分が種子本体で・その周囲部分が翼です、大樹にしては小さな「たね」ですが・伝えるべき事はすべて籠められていて結果的にも古くから地球上に生きて実績を誇っています。