ハマゴウの花 |
「久方の 晴に喜び 花開き その青紫に 芳香のあり」
ハマゴウの花が例年より早く咲き始めています、この樹は海岸の砂地に群生し・匍匐する茎から間隔を置いて枝が立ち上がり・その枝先に円錐花序が出来て青紫色の小さな花を多数付けます。千葉・青葉の森公園には生態園の中で海岸砂地を模した場所と花博記念庭園にこの樹が植えられており、写真は後者に今日咲いていた花です。花冠は上下の唇に分かれて上唇は二裂・下唇は三裂するという珍しい形で、下唇中央の裂片が大きくて白い毛の塊が二列に並ぶ特徴を持つ花です。4個ある雄しべ先端の葯は黒紫色・雌しべ先端には開脚V字状の柱頭があります、小さな花ですから詳しく観察するには拡大鏡が必要になります・鼻を近付けると芳香も漂わせています。