ムラサキシキブの実 |
「花の跡 程なく稔った 実の姿 変貌する秋 美しくなる」
花期を終えて約1ヵ月ほど・ムラサキシキブの実が小さな緑色で姿を現しました、樹が植栽されている場所を知らないと・この実を見付けるのは容易ではありません。花が咲いていた跡に実が1個ずつ対応して咢に支えられて育っており・まだ直径1㎜強ほどの小さな球体で、それが単独ではなく一カ所に十数個ずつ枝のあちこちに緑色の団体が並びます。夏の間は実の色は緑色で秋の初めに赤紫になり・最低気温が10℃近辺になる頃に素晴らしい紫色になります、学名のCallicarpa はラテン語で「美しい実」という意味だそうで、日本でもこの色を対象にして・その優美な姿を紫式部に譬えたともいわれ、古今・東西を問わず・人は紫色の実を美しく感じるのだと思います。