コナラの芽吹き |
「幼な葉が 毛を光らせて 柳色 ソメイヨシノの 花に対抗」
コナラが芽吹きを始めています、冬芽の先端から伸び出した厚みのある幼い葉芽が陽を受けて柳色に美しく光っているのが印象的で、満開のソメイヨシノにも対抗していました。葉の表裏面に白っぽい毛が密生し・葉の縁には鋸歯が目立っています、葉は大きいもので長さ2.5cm・最大部幅1cmほど、表裏面に毛があるので2㎜弱くらいの厚みが感じられ・鋸歯の先端は直径0.5㎜ほどの緑色の球状になり目を惹きます。今の時期は1日の寒暖の差が大きく・湿度の変化も大きいので、この時期に芽吹きを始める樹木は葉芽の生育を順調に維持する手段として、毛や鋸歯の有効利用派もあれば・それには無関心の無毛派もあって個性的で面白いことです。