ナワシログミの実 |
「褐色の 派手な衣装の グミの実を 葉陰に探す 冬の楽しみ」
ナワシログミの実です、昨秋は9月中旬から11月に小さな花を咲かせていて・例年は1月には実が姿を見せるのですが、今年は寒さが厳しくて2月になったのでしょう・観察対象が少ないこの時期の楽しみな存在です。大きさは長さ1㎝・最大部径4㎜ほどの楕円体で、長い期間をかけて徐々に成長し・赤く成熟するのは5,6月頃です。この写真にも見られるようにグミ科の樹木は枝・葉・花・実などいたる処を鱗状毛や星状毛に覆われているのが特徴で、この実の表面と果柄には褐色と銀色に光る派手めな鱗状毛を密生させ、先端には銀鼠色に光る愕筒が・珍しく元の形のままで残っています。実が成長し始めたこの時期は葉の陰に居て毛を纏っていますが、成長過程で次第に少なくなり・成熟時には無くなっています。