アオギリの冬芽 |
「褐色の 防寒帽が よく似合う 雪国に住む 少年一人」
アオギリの冬芽です、千葉でも寒さが続いており・春の準備を始める気配はなくて、10~16枚の芽鱗がビロード状の褐色の毛で覆われて・防寒対策十分といった余裕の表情で枝に立ち、周りの樹の冬芽達の羨望の的になっている感じです。この頂芽は他の枝のものに比して少し大きめで、高さ6㎜・直径1㎝ほどのドーム状・その下の葉痕は直径8㎜ほどの偏円形を呈しており、凸状の維管束痕が多数あります。この樹の冬芽は11月中旬頃に姿を現して、約半年間の長い期間をずっとこの姿で過ごします。この樹の冬芽は5月初旬頃に芽吹くので、例年はこの時期から葉芽が準備を進めて冬芽がゆっくりと膨らむのですが・さすがに今年は厳しい寒さを凌ぐためじっとしているようです。