フウセントウワタの芽生え |
「白い根を 真下へ伸ばし 地に潜り 頭持ち上げ 次は直立」
フウセントウワタの芽生えです、「たね」を水に浸した脱脂綿の上に置いたのは今月初旬で、その冠毛が外れて・先端部分から白い根が見えたのが3日前・次の日には根の先端を脱脂綿に潜らせていました(写真上)。2日経た今日の根は直径0.5㎜で真下へ向かって伸び・その先端は根冠で保護されており、根の先端部分には横方向に長さ0.3㎜ほどの輪状に伸ばした側根を伴ない・水分やミネラル分を吸収します。そして根の根冠と逆方向の先端はやや緑を帯びてきて・種子部を持ち上げており(写真下)、間もなく双葉が姿を見せて種子部から抜け出し・茎は直立するでしょう、この芽生えの時期の「根は土中へ・茎は空へ」と伸ばす姿は、それに続いて双葉を出し・本葉を繰り出す植物の初舞台で、樹種により異なるので注目しましょう。