ロウバイの「たね」 |
「見慣れない 網籠姿が 枝にあり 鳶色の「たね」 中に潜ませ」
ロウバイの果皮が枯れて網籠状になっていて、この中には鳶色の「たね」が入っていますが・中が暗いので見えません、殻は長さ3㎝・最大部径1.5㎝ほどの楕円体です(写真上)。例年は実が枯れると表面が黒っぽくなり・地面に落ちてしまうのですが、今年は葉とともにまだ枝の飾りになっている感じです。「たね」は長さ1.2㎝・幅7mm・厚さ5㎜ほどの偏楕円体で・長手方向中央に線状の隆起が一周しており、「たね」の左側端部が果柄と繋がっていた部分で・そこには白い短毛が見られます(写真下)。枝のあちこちの葉腋に付いた黄の蕾が早くも丸くなっているので、今月末・遅くとも来月初旬には開花が見られるでしょう。