タイサンボクの実 |
「直立し 元気に育つ 袋果は これから大事な 「たね」熟成期」
タイサンボクの実です、モクレン科の樹は同じような集合果を付けますが、地域や樹の個性によるのでしょうが、千葉ではホウノキ・ハクモクレン・シモクレンとこのタイサンボクは結実する数は少なくて、夏を超すまでに落果することも多く・「たね」を残すのは少ないように感じています。同じモクレン科で集合果を作るコブシの樹は、千葉でも例年数多くの集合果を宿し・傾向が異なります。今日の写真の集合果は珍しく秋まで元気に過ごしており、高さ5㎝・最大部径3㎝・薄緑色の楕円体で、各袋表面には短毛があり・黒くなった雌しべの柱頭も残されています。袋果より下の果軸には上部に雄しべの・下部に花被片の痕跡が残っています。