ハナズオウの実 |
「花の後 結実急ぐは 樹の個性 その後の展開 大して急がず」
ハナズオウの実です、花は4月中・下旬に咲いて、春に咲く花にしては珍しく結実までの早業を誇る樹木で・5月初旬には実の姿が見られます。初めの果皮の色は鮮やかな緑色でしたが、成長とともに変わってきて・5か月を経た今は黒茶色を呈し、長さ5~7㎝・最大部幅1㎝強で・この豆果の中に「たね」を5~8個含んでいます。この豆果には左右二本の縫合線があり、果皮の色からは中の「たね」はすでに成熟していると思われますが、まだ開裂する様子が見られません。春に急いで結実した理由は何だったのか、その後の推移は他の樹木と変わらないので納得はし難いのですが、樹種による個性なのでしょう。