クサギの花 |
「大の字の 純白の花 秋に咲き 仄かに香れど 名前変わらず」
クサギの花が咲いています、図鑑には花期が7~9月とされており・樹によって開花する時期が異なるようで、この樹は千葉大薬学部への入り口でいつも秋に開花しています。咲く時期に関係なくクサギの花はまず、咢の先端が少し開き・中から紅紫色の長い花筒を伴なった丸く白い花冠が伸びて・先端が五裂して開花します。そして、紫色の葯を持つ雄しべ4本が伸びる雄性期が先行した後に、雌しべが長く突き出して雌性期となりますので、写真の花はまだ雄性期のものです。白く大の字に開く花は可愛くて・少し芳香もあるのに、枝や葉をちぎると臭気がするために・この樹は「臭木・クサギ」という気の毒な名称を貰っています。