カジノキの冬芽 |
「三角の 冬芽の下の 丸い顔 意外性あり 楽しさも増し」
カジノキの冬芽です、クワ科・コウゾ属の落葉広葉樹で、カジノキの若い樹の樹皮には毛が多く見られます。冬芽は互生し暗褐色の2個の芽鱗に包まれており、冬芽の下にある葉痕はやや大き目の円形で・維管束痕は多数あって輪状に並びます(写真上)。また、クズの冬芽と葉痕(写真下)がカジノキのそれとよく似通っているのは偶然でしょうが、その他にも葉の形態にも共通点があり・葉身の長さは15㎝ほど・幅は7~14㎝ほどで左右不揃い・しかも切れ込みの無いものや3深裂するものまであります。枝に何もない冬の時期は冬芽と葉痕の組み合わせは面白いものがあり、4,5カ月もあって見て回るのが楽しいものです。