ラクウショウの実 |
「珍しい 白緑色の 秋の実は 果鱗重ねた 美しい球」
ラクウショウの実です、背の高い樹の上の方の枝に生っているのが多いのですが、葉はまだ秋色になる前の状態で緑青色の細かい葉が美しい状態を維持しています(写真上)。そして白緑色の果皮表面の模様も肉眼で判別できるようになり、直径2.5cmほどで・果鱗が集まって結束して球果を形成している事が判り、果鱗の表面は三~五角形状に縁取られ10~12区画ほどあるようです(写真下)。十数個の果鱗を巧みに組み合わせて球体を造り上げるこの樹の技術力は、改めて素晴らしいと感じています。成熟後の実が秋の終わり頃になり水分が少なくなると、果鱗間の結束が弱まりずれが生じて個々の果鱗の表面がさらに判別できるようになります。