スダジイの実 |
「頑丈な 殻斗被って 夏過ごし いつも慌てて 秋を迎える」
スダジイの実です、二年目を迎えた実の中で勝ち残ったものが成長を続けており、大きいものは長さ2㎝・最大部径が1㎝ほどの円錐体です(写真上)。今年は成長が少し遅いのか、殻斗はまだ被った姿(写真下)のままで・この後もう一回り大きくなります。ただし、上の写真の右端の実は先端が弾けているので、この先急に気温が下がると・来月初めには実の先端から三裂あるいは四裂して、中の緑のドングリが姿を現わすでしょう。ブナ科樹木のドングリ達は殻斗を被っている点では共通していますが、それぞれ特徴があり・鱗片の色形や殻斗の脱ぎ方が異なっていて、ドングリの中ではスダジイが最後に殻斗を脱ぎます。