リョウブの花 |
「八方に 突き出す花序に 白い花 葯が目を惹き 躍動感あり」
リョウブの花です、2,3日ほど前から長さ15㎝ほどに伸ばした総状花序に多数の花を開き始めています。この花もほぼ白尽くめで花序軸は白っぽい薄緑色・花柄・花弁・雄しべの花糸・雌しべの花柱に柱頭と、花の大部分のパーツが白です(写真上)。花径は1㎝ほどで五裂した萼と舟形の花弁5個・雄しべ10個・雌しべ1個で構成され、花弁より長く突き出した雄しべの葯は琥珀色を呈し・V字状に開いて躍動感があります(写真中)。雌しべは柱頭と花柱が白く・柱頭の先端は三裂しており、子房の上端は円錐状で白いストライプ入りの淡い緑色を呈しています。じっくり観察していると特徴が際立ってきて、均整のとれた美しい花だと思います・ルーペ必携です。(写真下)。