ハゼノキの実と種 |
「空高く 隙間ない程 実を掲げ 残る仕事は 鳥に任せる」
ハゼノキ雄株の紅葉はまだ続いている一方で、雌株の枝が空高く果序を掲げ(写真上)・満載された実が成熟して木欄色になっていて(写真中)・7年ぶりの豊作です。実は長さ1㎝・最大部幅6㎜・最大部厚さ4㎜ほどの偏楕円体です、そして薄い木欄色の外果皮の中は細くて長い繊維質が種に覆い被さり・その繊維質の間に白いロウ質があり、橙黄色の種が包まれています(写真下)。種の大きさは長さ6㎜・最大部幅4㎜・最大部厚さ2㎜ほどの偏楕円体で、この種は鳥に運ばれ発芽しやすくて・この親樹から半径50mの範囲に見えるだけで5本の幼樹が育っています。因みに、大相撲の力士の髷を形造るのに使用する鬢付け油(すき油)は、このハゼノキの実から採取しているそうです。