コナラの実 |
「先端を 飾る柱頭 黒々と 入道雲に 自慢して見せ」
コナラの実です、春に花が咲き・秋に成熟する一年生のドングリです、被っていた殻斗を押し開いて・若々しい緑色に光る姿を見せたのは先月末頃でした(写真上)。今もまだこの姿でいますが・実の先端には雌花の柱頭が黒くなって残り、実が殻斗から抜け出る時に出来たものでしょうか縦の筋状痕が付いています(写真下)。殻斗を拡大すると細長い三角形状の柳色をした鱗片が多数並び、その先端部は琥珀色になっていて美しい晴れ着にも見えます。この写真のドングリは高さ1㎝・最大部径1㎝強ほどの偏球形を呈しており、秋までにはもう少し成長して・長く太くなり先端は尖ってきます。