クチナシの花 |
「雨の中 芳香放つ 白い花 鬱金色も混ぜ 緑に浮かぶ」
一重咲きのクチナシの花が1週間ほど前から咲き始めました、梅雨の頃に咲く姿が印象的なのと・キンモクセイ・ジンチョウゲと共に「三香木」と称されるほど良い香りの花です。八重咲きの花のほうが香りは強くて、指向性があるのでしょうか・花を正面に置くとそれは一層強く感じられます。濃い緑の葉の上に浮かぶような感じで純白の花が開き、低い1本の樹のあちこちに10輪ほど咲いていました。花径5㎝ほど・純白の花冠は六裂し、6個の雄しべの花糸は見えず・長い葯が花冠の裂片の間から花の外へ出ており、花の中央に立ち上がっている高さ2㎝・最大部径8㎜ほどの黄土色の雌しべの花柱が、この花の特徴として挙げられるでしょう。