イイギリの雄花 |
「大木の 葉の暗がりに 咲く花へ 蜂の羽音が 上下し拡がる」
イイギリの雄花が開花を始めました、この樹は雌雄異株で・千葉青葉の森公園には両株が揃っており樹高は20mあります。ここの雄株は手が届く高さにも枝を15mも伸ばし・大きな葉陰の薄暗がりに垂れ下げた10~20㎝長さの円錐花序に雄花を咲かせています(写真上)。雄花に花弁はなく、五・六裂した萼と雄しべ70~80個があり、花粉を放出する時期には雄しべは球形に拡がります(写真下)。この雄花の花粉を求めて・少なくなっていると云われるミツバチが集まって来て、花から花へと花粉を付けて飛び回っており・この雄株の傍にある雌株の雌花へも訪問しているのでしょう。その雌株も樹高20mあり・高い枝の円錐花序に雌花を付けます、雄花の状況からあと2,3日で開花するでしょう。