エゴノキの花 |
「白い花 皐月の空も よく似合い 白・薄色の 色・形好し」
この時期に多い「白い花弁+黄色い雄しべ」の一つ・エゴノキの花は葉の下の総状花序で下向きに咲くので、この写真は細枝を突き出した明るい空間で観察したものです。白い花冠は天井からコードを介してぶら下がったアンティークな電燈の傘を思わせる形、対して10本ある雄しべは黄色い葯を長く突き出して・こちらは流行りのLED照明を想わせ、全体としてはハイブリッドな感じを抱かせます。花期が始まったばかりの今日の画像には、多数の花と蕾があり、これから見頃が続きます。花期は二週間ほどで、咲き終えた花は凋まずに花冠と雄しべがすぽっと抜け落ちて、花の跡には咢と白く細長い雌しべの花柱が残り・樹の下は白く埋め尽くされます。