ヤマフジの冬芽 |
「細枝に 元気な子供が 多数いて 寒さ構わず 遊ぶ姿が」
ヤマフジの細枝の色々な場所に多数ある冬芽です、高さ5㎜・最大部径3㎜ほどの円錐体の鱗芽で、通常2~3枚の褐色の芽鱗に包まれており、底部の左右2カ所が膨らんでいるのも特徴的です。葉痕は半円形から偏円形を呈し、維管束痕は3個あり互いに離れているのもあれば・3個が中央に寄り集まっているのも見られます。この冬芽は葉痕のあたりがふっくらと膨らんで元気そうで、すでに内部では春への準備が始まったかのような気配が窺われます。また、3個ある維管束痕が通常は葉痕の中央部にあるのですが、この場合は葉痕の上部にあり帽子を被った子供の姿にも見える感じで・他の冬芽と見比べると違いがあって面白いものです。