ビワの実 |
「育つ実は 防寒服着て 過ごす冬 成熟した実は 薄着で過ごす」
1月下旬に出来たビワの実が1カ月を経た今・ゆっくりと成長している最中で、成熟するのは5月末頃ですから長い道のりです。この時期は大きいものでも、長さ1cm・最大部径7㎜のまだまだ小さな楕円体で、琥珀色の綿毛に包まって寒さを凌いでいます。また、実の先端に見える枯れた花弁は・もうすぐ無くなり、その傍にある咢が毛に覆われて判別し難い状況ですが・実が成熟するまで先端に残って、耐寒性・耐乾燥性などを調整する役目を担っています。混ぜっ返しますが、先日紹介した成長中のナワシログミは鱗状毛に覆われていました、ヤツデやアオキなどこの時期に成熟する実たちは防寒着なしです、未熟・成熟の差はありますが、樹種の違いで選択する防寒着の種類が異なったり・無かったりするのが面白いところです。