マルメロの実 |
「色かたち 野性味感じる 実が育ち 夏を過ぎれば さらなる変化」
千葉・青葉の森公園の花博記念庭園には他の樹木に混じってカリンとマルメロも植栽されており、例年この時期にははカリンの実を紹介してきましたが今年は不作で・順調に成長しているマルメロの実が存在感を増しています。「西洋カリン」とも呼ばれ・見た目がカリンに似ていて、成熟するとさらに変貌して果皮は明るい黄色になり良い香りを漂わせます。今は長さ6㎝・最大部径4㎝弱に育っていて・基本的には楕円体ですが、表面には短毛が生え・琥珀色を呈しています。秋に成熟して長さ8㎝・最大部径6㎝ほどになり、果肉は固くて生食に適さず・果実酒・ハチミツ漬け・ジャムなどに加工して食用に供され、国内では長野県諏訪地方での生産が多いようです。