イイギリの実 |
「模糊とした 緑の中に 実は隠れ 眼を皿にして 探す楽しみ」
5月下旬に雌花を咲かせていたイイギリが、大きな樹の天辺に近い高さ10mほどにある枝から10cmほどの長さで垂らした円錐果序に50個を超える数の実を付けています。大きなハート形の葉の陰にあり、まだ直径5,6㎜の小さな球体で・濃い緑色を呈しているので、しばらくは上向きの状態で眼を皿にして探さないと見つかりません・首が疲れる大変な作業でした。イロハモミジ・ハナミズキ・ヤマボウシ・ヒマラヤスギなどのように葉の上に実を出して育てる樹木もあれば、このイイギリやハンカチノキ・カキノキ・フジなどのように葉の陰で実を育てるのもあって、樹木はそれぞれに主義・主張があるようです。