ミズキの実 |
「大きな葉 輝き目立つ 常盤色 育ち盛りの 実を捧げ持つ」
常盤色に輝く大きな葉に囲まれたミズキの実が直径5,6㎜の球になり溌剌として育っていて、上の写真のように、実の先端には雌しべの花柱・柱頭ともに元の姿で残り・まだ何らかの役割を担っているように思われます。この時期のミズキには背中にハートマークを付けたエサキモンキツノカメムシの雌がきて葉の裏に卵を産み、そして孵化して二令幼虫になるまで雌親が保護活動をするそうです。また、アカスジキンカメムシもこの樹の実を好むようで、下の写真のように、実に乗っかって果汁を吸っている姿がよく見られます。その他にはカラスもこの樹の実を好みますが、彼らは実が成熟したころにやってきます。