ヌルデの冬芽 |
「珍しい 顔した冬芽 並ぶ枝 芽吹きの春も 楽しみ溢れ」
ヌルデの冬芽です、高さ4㎜・底面径5㎜ほどの半球形で、黄褐色の軟毛に覆われた鱗芽で・馬蹄形またはV字の葉痕が冬芽を取り囲んでいます。図鑑によると、「頂芽は出来ず・枝先に長さ約5㎜の仮頂芽(写真上)が付き、その下に側芽(写真下)が互生する」とありますので、ここでは仮頂芽と側芽を順に並べます。維管束痕の数は明瞭ではなくて・3カ所に分れて多数あり数は不明ですが、大きな複葉なので維管束も沢山必要なのではと納得させられます。春になると・この小さな冬芽から紅みを帯びた葉芽が、力強く・ダイナミックに踊り出てきます。