イチョウの冬芽 |
「師走来て 落葉した樹の 冬姿 数多の冬芽 お喋り交わす」
晴れ間が出たものの寒い一日で今日は冬芽を見て歩きました・イチョウの樹はすっかり落葉して冬姿になっていて、複雑に伸ばした枝という枝には夥しい数の小さな冬芽がぎっしりと並んで目立ちました。じっと見ているとそれらは枝に座ったベレー帽の小人のように感じられ、互いに何かを語りかけているようにも思えます。葉が落ちて間もないこの時期の冬芽は新鮮な姿が見られ、大きさは直径3㎜ほどの半球形で・芽鱗は真新しい丁子色を呈しています。今年出来た香色の葉痕は冬芽のすぐ下に4~6個の真新しい葉痕が短枝を取り巻いて螺旋状に並び・まだ綺麗な表面は黄白色で、それぞれ2個の維管束痕が可愛いさを演出しています。