イイギリの冬姿 |
「遠目には 骨格見本の 裸枝 肌に奇妙な 模様を描き」
堂々としたイイギリの冬姿です、天へ向け真直ぐに伸びた太い幹の・ある程度まとまった場所から2,3m毎に四方八方へと太い枝を水平に長く伸ばしています、車軸状と表現されるイイギリの枝の特徴です(写真上)。枝に葉や実がないこの時期には、見る目はどうしても木肌・樹皮に向かいます、そしてあれだけ沢山の枝を伸ばしているのに・枝を出しそびれた痕跡も多数残されています。輪郭は人の眼のようで・よく視ると波紋状に小さく盛り上がっており、その中央には目玉に相当する部分もあり・色々な形状があって見比べると面白いものです。他の特徴は木肌全面に皮目と呼ばれる、長さ5㎜・幅2㎜ほどの面積で盛り上がり・そして中央が裂けて凹んでいる部分があります(写真下)。